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『伊勢人』4月号掲載―真珠

「三重ブランド」が、『伊勢人4月号』に掲載されました。 今回は、真珠を紹介しています。


産地リポート真珠
白く、丸く、神秘的に輝く真珠は、伊勢志摩で生まれ、世界の女性に愛される<三重ブランド>です。
湾

世界中の女性の首を真珠で絞めた御木本幸吉

真珠----それはアコヤガイをはじめとする真珠貝が、長い時間をかけて作る宝石。その神秘的な輝きは、太古から女性たちを魅了してきました。

今でこそ庶民でも身に着けることのできる真珠も、かつては富や権力の象徴でした。天然真珠は千個の貝の中から一つ見つかるかどうかの偶然の産物で、さらに色・光沢・形の三拍子そろったものとなると、気の遠くなるほど低い確率でしかできないからです。

真珠を身近なものにしたのは、鳥羽市出身の真珠王・御木本幸吉(みきもとこうきち)の功績と言ってもよいでしょう。彼は明治二十六年(1893)、鳥羽で世界初の真珠養殖に成功し、世に"ミキモト・パール"の名を知らしめました。
  世界中の女性の首を真珠で絞めてご覧にいれます---。幸吉は、明治天皇の前でこう申し上げたとか。その言葉は現実のものとなり、真珠養殖の成功からおよそ百十年の時が過ぎた今も、真珠は世界中で愛されています。

「真珠は三重県生まれ よそには負けられない」

三重は全国三位のシェアを誇る真珠生産県(平成十三年漁業・養殖業生産統計年報)。しかし、外国産の安い真珠が大量に輸入されるようになり、伝染病の流行で母貝が壊滅的な被害を受けるなど、最近の真珠業界をとりまく状況は厳しいものがあります。
  県内の生産者は、品質の高さで他産地との差別化を図ろうと、さまざまな取り組みを行っています。その一つに、各地で行われている"二年もの"の真珠づくりがあります。通常一年の養殖期間を二年に延ばすもので、真珠層が 厚く、長年その輝きを失わないのが特徴。市場でも高値で取引されます。

阿児町の立神(たてがみ)真珠養殖漁業協同組合では、全生産量の三割を二年ものが占めます。「赤潮や伝染病の被害に遭うリスクは高まるが、三重で生まれた真珠でよそには負けられない」と同漁協理事の井上光さん。高品質の真珠が生まれる背景には、生産者の並々ならぬ努力があるのです。

人、自然、ハイテク--- 三位一体となって真珠はできる

真珠養殖の大敵といえば、赤潮や伝染病。いつ発生するかを予測するのは困難で、母貝を死滅させる恐ろしいものですが、対策も進んでいます。   三重県科学技術振興センター水産研究部ではここ数年、病気に強い母貝と、価格の高い白色真珠を作り出すピース貝の研究を進めています。

また、英虞湾では今年から、湾内の海水の状態を携帯電話やパソコンなどでリアルタイムに確認できる「英虞湾モニタリングシステム」が始まりました。これによって赤潮の予測が容易になりました。また、発生後も迅速に対応できるため、被害を最小限に食い止めることができます。
  自然、人、ハイテク---- この三つの力が一つになって、<三重ブランド>の真珠は生まれているのです。

真珠 作業 御木本幸吉
イベント
▲わずか百年ほど前まで、真珠は一部の富豪や権力者だけが身に着けられる貴重品だった。 ▲青い海に真珠の養殖いかだが並ぶ風景は、英虞湾の象徴。
▲各地で真珠の魅力を広める体験コーナーなどのイベントが開かれている。
▲真珠王・御木本幸吉。世界初の真珠養殖に成功した、三重が誇る偉人だ。


認定事業者
[生産部門] 三重県真珠養殖漁業協同組合 ほか11漁業協同組合 ミキモト
[製造部門] ミキモト ミキモト真珠島 

三重ブランドとは

三重の豊かな自然に育まれた産品の中には、松阪牛や真珠など、全国の人々に愛されているものが少なくありません。これらの優れた産品とその生産者を認定し、本物作りを支援しようというのが「三重ブランド」の制度です。
 "自然を生かす技術"によって生産され、コンセプトや独自性、信頼性、市場性、将来性において優れたものだけが、認定委員会での審査を経て「三重ブランド」に認定されます。初年度認定品として、真珠、松阪牛、伊勢えび、的矢かき、あわびの五品目とその事業者が選ばれています。

この認証には、認定日からおよそ三年間という有効期限が設けられています。すでに認定を受けた産品や事業者も、有効期間満了後に再認定を受ける場合は、改めて申請し、審査を受け直す必要があります。つまり、三重ブランドに認定された商品は、常に高品質で安心、安全でありその生産量は本物作りにたゆまぬ努力を続けていると言えるのです。
 なお、"自然を生かす技術"という言葉には、「自然や伝統を守り育む意志や、自然との共生・共存を図りながら自然の力を引き出す知恵が三重県に生きている」という意味が込められています。

森 夕焼け
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