伊賀牛
平成23年度認定
三重ブランドには自然を生かす技術が脈づいています
[平成24年3月26日認定]
認定事業者
伊賀産肉牛生産振興協議会 |
伊賀牛
伊賀地域は、年平均気温が約14℃と県内でも低く、また盆地特有の寒暖差のある気候が暑さに弱い牛の肥育に向いており、肉質の良い牛肉ができると言われています。 歴史を紐解くと、1310年の「国牛十図」に伊賀牛のことが記載されているほか、「伊賀忍者」は、戦時食として伊賀肉の「干肉」を食して体力づくりをしていたと伝えられ、この干肉こそ伊賀肉の元祖とされています。 明治38年の東京への肉牛初出荷以降、伊賀牛の名声は高まり、昭和28年の伊賀牛振興協議会の設立を経て、昭和37年に伊賀産肉牛生産振興協議会が発足しました。 現在の伊賀牛とは伊賀産肉牛生産振興協議会会員が飼養管理する黒毛和種の雌の未経産牛で、最終肥育地として伊賀地域(伊賀市・名張市)で12ヶ月以上飼われ、肉用として出荷される牛のことを指します。 伊賀牛は、その80%が地域内の販売事業者が農家の庭先で牛を購買する生体での取引(生体販売)が行われており、顔の見える関係で取引が行われているのが大きな特徴です。 |
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伊賀産肉牛生産振興協議会が評価されたポイント
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生産者と販売事業者の顔の見える関係の中で行われる「生体販売」を採用し、販売事業者が消費者のニーズを直接生産者へ伝達することにより、生産者が肉質改善を進める取り組みを行っている。 |
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(2) |
牛個体識別番号を使った生産履歴によって、顔の見える詳細な情報公開を行い、消費者の信頼を得るための努力を行っている。 |
(3) |
一般登録商標「肉の横綱 伊賀牛」(文字+図形)を取得し、伊賀牛をPRするとともに、誘客のための広報宣伝を行うなど、関係機関と一体となって伊賀地域をPRしている。 |
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(事務局)津市一身田平野字護摩田6 |