岩がき
認定品について ~三重ブランド「岩がき」とは~
真がきの旬が冬であるのに対し、岩がきは春から夏が旬の大型のかきで、天然では北海道南部から本州沿岸の外洋に面した沿岸域に分布し、深い岩礁に生息しています。
岩がきの身は、夏季でもグリコーゲン含量が高くて美味しいため「夏がき」とも呼ばれます。真がきと比べて、身は大きく、濃厚でクリーミーな独特の味とコクがあります。
市場に出回るものは、天然で漁獲されたものが多いですが、近年では、養殖が盛んに行われるようになっていて、身入りの良さや均質性などから、養殖ものの評価が高まりつつあります。
的矢湾あだこ岩がき協同組合が評価されたポイント
Point1
高度な天然採苗及び養殖方法を独自の工夫により確立し、的矢湾内で一貫生産を行うなど、自然を生かした生産技術を確立するとともに、海の環境を守るため「海藻との複合養殖」の取組を行っている。
Point2
タグ装着で他地域との差別化を図るブランド戦略に加えて、組合員毎に色分けしたタグ装着を実施することでトレーサビリティでの信頼性を確保しており、卸売市場での評価も高い。
Point3
浄化方法において、高圧洗浄と紫外線殺菌海水処理に加えて、独自に真水浸透圧処理を併用することで、衛生管理を徹底している。
Point4
卸売市場を中心とした需要に対応した生産漁場を確保するとともに、若手後継者の育成など将来性が見込める。
「岩がき」のブランド認定に関する考え方
的矢湾あだこ岩がき協同組合を認定事業者として「岩がき」を三重ブランド認定する際の評価のポイントに鑑み、今後の他事業者による「岩がき」の三重ブランド認定審査に際しては、特に以下の点に留意することとします。
①三重県の「かき取扱いに関する指導要領」に準拠していること。
②生産者団体等を認定する場合には、生産者の特定が可能で生産者への指導、品質管理に強い繋がりがあり、供給者の責任が明確であること。
③岩がきとして、天然及び他県産養殖岩がきに対する優位性を発揮するために確立された養殖技術があり、生産・流通・販売・情報発信について努力し、市場の信頼や評価が高いこと。
認定事業者について
的矢湾あだこ岩がき協同組合
認定番号1415032
所在地:鳥羽市畔蛸町164-1
電 話:0599-33-7888